第116回医師国家試験 A45(2022年)
正答:d
問題
38歳の女性。右膝痛を主訴に来院した。3週間前にバレーボールの練習中に右膝を捻って受傷し、疼痛が軽減しないため受診した。MRI 検査で右膝内側半月板断裂が認められた。右膝関節の関節鏡所見(別冊No. 14 ①〜⑤)を別に示す。
半月板断裂を示している画像はどれか。
a.①
b.②
c.③
d.④
e.⑤


正答の理由
半月板は大腿骨と脛骨の関節軟骨の間にある線維軟骨です。④ではこの位置の半月板に不整な裂隙と断裂片を認めます。単に白い組織を探すのではなく、上下の関節面との位置関係と半月板の連続性を確認します。
画像の見方
④では上下の滑らかな関節面の間に位置する半月板の辺縁が不整で、裂隙と断裂片を認めます。①②の関節面、③の索状靱帯、⑤の平滑な辺縁と比較して④を選びます。
各選択肢の検討
a.①は滑らかな関節軟骨面が中心で、断裂した半月板を示す像ではありません。
b.②は関節軟骨面が主体で、半月板の明らかな断裂を示しません。
c.③は関節内の索状靱帯を示し、半月板とは形状が異なります。
d.正しい。関節面間にある半月板の不整な裂隙・断裂片が見えます。
e.⑤の半月板辺縁は比較的平滑で、④の断裂像と対比できます。
覚えるポイント
半月板は関節面間の位置と三角形状・連続性で同定する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。