高血圧緊急症の急性標的臓器障害|第116回医師国家試験A12

第116回医師国家試験 A12(2022年)

正答:e

問題

急激な血圧上昇を認める患者で、高血圧緊急症の病態として考えにくいのはどれか。

a.急性大動脈解離

b.褐色細胞腫クリーゼ

c.乳頭浮腫を伴う脳浮腫

d.肺水腫を生じた急性心不全

e.肺動脈性肺高血圧症を伴う呼吸不全

正答の理由

高血圧緊急症は著明な全身血圧上昇と急性の標的臓器障害を伴う状態です。肺動脈性肺高血圧症は肺循環の病態であり、全身性高血圧による急性臓器障害としては考えにくい選択肢です。

各選択肢の検討

a.急性大動脈解離では迅速な心拍・血圧管理が必要です。

b.カテコラミン過剰による重篤な血圧上昇と臓器障害を来します。

c.高血圧性脳症などの急性臓器障害に対応します。

d.著明な全身血圧上昇に急性左心不全・肺水腫を伴う状態です。

e.正解。肺動脈圧上昇と全身動脈血圧上昇は異なる病態です。

覚えるポイント

血圧値だけで緊急症と決めず、急性脳・心・腎・大動脈障害を評価する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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