第116回医師国家試験 A8(2022年)
正答:d
問題
心不全で来院した患者において心サルコイドーシスの所見に合致しないのはどれか。
a.房室ブロック
b.持続性心室頻拍
c.左室駆出率の低下
d.心室中隔の非対称性肥大
e.FDG-PETでの心筋への異常集積
正答の理由
心サルコイドーシスでは房室ブロック、心室頻拍、心機能低下、FDG-PETの異常集積などがみられます。特徴的な壁形態は心室中隔基部の菲薄化などで、非対称性中隔肥大は肥大型心筋症を考える代表的所見です。
各選択肢の検討
a.刺激伝導系の病変で高度房室ブロックを来します。
b.心筋炎症・瘢痕を基盤に持続性心室頻拍を来します。
c.心筋障害が進むと左室収縮能が低下します。
d.正解。典型的には肥大型心筋症の所見です。炎症による一時的壁肥厚などがあり得ても、本問の代表的所見ではありません。
e.適切な前処置下で心筋炎症を示す所見です。他の心疾患や生理的集積との鑑別が必要です。
覚えるポイント
不整脈・伝導障害、心機能、壁形態、炎症画像を組み合わせて判断する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。