第116回医師国家試験 A6(2022年)
正答:e
問題
高カリウム血症の原因となるのはどれか。
a.β刺激薬
b.インスリン
c.ループ利尿薬
d.グリチルリチン
e.レニン・アンジオテンシン系抑制薬
正答の理由
レニン・アンジオテンシン系を抑えるとアルドステロン作用が低下し、腎からのカリウム排泄が減って高カリウム血症を来し得ます。腎機能低下や他の高K誘発薬との併用時は特に注意します。
各選択肢の検討
a.β2刺激によりKが細胞内へ移動し、血清Kを低下させます。
b.Kの細胞内移動を促して血清Kを低下させます。
c.遠位尿細管へのNa到達を増やすなどしてK排泄を促し、低K血症を来し得ます。
d.偽アルドステロン症を起こし、低K血症を来し得ます。
e.正しい。アルドステロン作用低下を介してK排泄が減少します。
覚えるポイント
薬の作用がKを細胞内に移すのか、尿から排出させるのかで整理する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。