第116回医師国家試験 A2(2022年)
正答:c
問題
妊娠末期の腟分泌物細菌培養検査でB群連鎖球菌〈GBS〉が陽性となった妊婦に対する母子感染予防対策として、ペニシリン系抗菌薬の投与を開始する適切な時期はどれか。
a.陽性判明の時点
b.妊娠37週時
c.陣痛開始時
d.子宮口全開大時
e.児頭排臨時
正答の理由
妊娠末期のGBS保菌が確認された場合は、新生児の早発型GBS感染を防ぐため分娩時に抗菌薬を投与します。本問では陣痛開始時が適切です。陣痛前でも破水した場合はその時点から適応を判断します。
各選択肢の検討
a.保菌判明時から分娩まで投与し続ける方法では、分娩時予防の代わりになりません。
b.妊娠週数だけで開始するのではなく、陣痛・破水と分娩状況で開始します。
c.正しい。分娩開始時から予防投与を行います。
d.全開大まで待つと児の曝露に対する予防が遅れます。
e.児頭排臨時では遅すぎます。
覚えるポイント
GBS予防は分娩時投与が基本。陣痛前かつ未破水で行う予定帝王切開ではGBS予防投与を要しない場合がある。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。