第115回医師国家試験 F30(2021年)
正答:b・d
問題
双胎妊娠の超音波検査の結果(別冊No.3 ①〜⑤)を別に示す。
2絨毛膜2羊膜性双胎と判断できるのはどれか。2つ選べ。
a.①
b.②
c.③
d.④
e.⑤


正答の理由
②は2つに分かれた胎囊を認め、2絨毛膜2羊膜性双胎と判断できます。④は胎児間の隔膜が比較的厚く、胎盤との接合部に三角形の組織が入り込むλ(ラムダ)サインを認めます。膜性診断では胎盤の数だけでなく、隔膜の厚さや付着部のλサイン・Tサインを組み合わせます。
画像の見方
②は2つの独立した胎囊を認めます。④は胎児間隔膜が厚く、胎盤との接合部が三角形に広がるλサインを示します。⑤は薄い隔膜がT字状に付着しています。胎盤が一塊に見えても、融合した2絨毛膜性胎盤の可能性があるため、胎盤数だけで判定しません。
各選択肢の検討
a.①では2つの独立した胎囊を確認できず、②のような2絨毛膜2羊膜性の所見ではありません。
b.正しい。2つの独立した胎囊が確認できます。
c.③では2つの胎児が共通の胎囊内に見られ、2つの独立した絨毛膜囊を示す像ではありません。
d.正しい。厚い隔膜と胎盤付着部のλサインが2絨毛膜性を支持します。
e.薄い隔膜が胎盤へT字状に付着する像で、1絨毛膜2羊膜性を示唆します。
覚えるポイント
2つの胎囊、または厚い隔膜とλサインは2絨毛膜2羊膜性を支持する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。