第115回医師国家試験 F23(2021年)
正答:a
問題
即時型食物アレルギーの検査として誤っているのはどれか。
a.パッチテスト
b.プリックテスト
c.食物経口負荷試験
d.ヒスタミン遊離試験
e.抗原特異的IgE検査
正答の理由
即時型食物アレルギーではIgEを介する反応を評価します。皮膚プリックテストや抗原特異的IgE検査等で感作を調べ、病歴と合わせて判断し、必要に応じて医療機関で食物経口負荷試験を行います。パッチテストは主にアレルギー性接触皮膚炎などの遅延型反応を調べる検査です。
各選択肢の検討
a.誤り。主に遅延型の接触アレルギーを評価し、即時型食物アレルギーの標準的な検査ではありません。
b.正しい検査です。即時型の皮膚反応を調べます。陽性だけで原因食物とは確定しません。
c.正しい検査です。実際の摂取による症状の有無を評価します。適応と安全体制を確認して行います。
d.好塩基球からのヒスタミン遊離を調べる補助検査として用いられます。すべての症例で必須というわけではありません。
e.正しい検査です。抗原に対するIgE感作を評価し、症状・摂取歴などと合わせて解釈します。
覚えるポイント
即時型はIgE・プリック・必要時の経口負荷。パッチは主に遅延型。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第115回医師国家試験問題および正答
- 食物アレルギー研究会:診療の手引き2023・検査と診断
- 食物アレルギー研究会:診療の手引き2008・ヒスタミン遊離試験
- American Academy of Dermatology:パッチとプリックの違い
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。