第115回医師国家試験 F20(2021年)
正答:d
問題
10か月児に認められる反射はどれか。
a.吸啜反射
b.Moro反射
c.手掌把握反射
d.パラシュート反射
e.非対称性緊張性頸反射
正答の理由
パラシュート反射は、体を前方へ傾けたときに両上肢を伸ばして支えようとする保護伸展反応です。生後8〜9か月ごろまでに出現するのが一般的で、その後も持続します。他の選択肢は新生児期に見られ、通常は乳児期前半に減弱・消失する原始反射です。
各選択肢の検討
a.原始反射としての吸啜反射は早期に統合されます。10か月児が随意的に吸うことができない、という意味ではありません。
b.通常は生後4〜6か月ごろまでに消失します。
c.通常は生後4〜6か月ごろまでに消失し、随意的な把握へ移行します。
d.正しい。10か月では通常認められる保護反応です。
e.通常は生後4〜6か月ごろまでに目立たなくなります。
覚えるポイント
原始反射は消失し、パラシュート反射は後から出現して持続する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。