第115回医師国家試験 F16(2021年)
正答:e
問題
悪性腫瘍とリスクファクターの組合せで正しいのはどれか。
| 選択肢 | 悪性腫瘍 | リスクファクター |
|---|---|---|
| a | 乳癌 | 多産 |
| b | 肺癌 | β-ナフチルアミン |
| c | 結腸癌 | 炭水化物 |
| d | 子宮頸癌 | EBウイルス |
| e | 中咽頭癌 | ヒトパピローマウイルス〈HPV〉 |
正答の理由
高リスク型HPVの持続感染は子宮頸癌だけでなく、口蓋扁桃や舌根などの中咽頭癌にも関与します。EBウイルスと関連する代表的な頭頸部癌は上咽頭癌であり、中咽頭癌と区別します。
各選択肢の検討
a.多産は乳癌の代表的な危険因子という組合せではありません。出産と乳癌の関連は出産後の期間や初産年齢などでも変わります。
b.β-ナフチルアミンへの職業曝露は、主に膀胱癌の危険因子として知られています。
c.炭水化物全体を結腸癌の特異的な危険因子とは扱いません。食品の種類や食物繊維、総エネルギー量などを区別します。
d.子宮頸癌では高リスク型HPVが重要です。EBウイルスとの組合せではありません。
e.正しい。HPV、特に16型は中咽頭癌の発癌に関与します。
覚えるポイント
HPVは子宮頸癌と中咽頭癌、EBウイルスは上咽頭癌。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。