第115回医師国家試験 F5(2021年)
正答:a
問題
胎児心拍数陣痛図の遅発一過性徐脈の原因となるのはどれか。
a.過強陣痛
b.臍帯圧迫
c.児頭圧迫
d.胎児貧血
e.母体発熱
正答の理由
遅発一過性徐脈は子宮収縮より遅れて始まる心拍数低下で、子宮胎盤循環を介した胎児の低酸素が関係します。過強陣痛では収縮の間に血流が回復する時間が不足し、胎児の酸素化が悪化し得ます。波形全体、反復性、基線細変動、母体の状態を合わせて評価します。
各選択肢の検討
a.正しい。子宮胎盤血流が低下し、遅発一過性徐脈を来し得ます。
b.典型的には変動一過性徐脈に関係します。
c.典型的には早発一過性徐脈に関係します。
d.高度な胎児貧血ではサイナソイダルパターン等が重要です。
e.胎児頻脈の原因となり得ます。
覚えるポイント
遅発は胎盤を介する酸素化、変動は臍帯、早発は児頭圧迫を考える。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。