第115回医師国家試験 E25(2021年)
正答:c
問題
左動眼神経麻痺のある患者が左方注視をしたときの両眼球の位置(別冊No.2 ①〜⑤)を別に示す。
正しいのはどれか。
a.①
b.②
c.③
d.④
e.⑤

正答の理由
左方注視では右眼は右動眼神経の内直筋で内転し、左眼は左外転神経の外直筋で外転します。左動眼神経が麻痺しても、この左眼の外転運動は保たれるため、両眼が患者の左、図で向かって右を向く③です。左眼の内転・上下転障害と、外転が保たれることを区別します。
画像の見方
③は右眼が内転し左眼が外転して、両眼とも患者の左方を向いています。図は対面像です。
各選択肢の検討
a.右眼の内転に対し左眼も内転する図で、左方注視時の左眼外転を示していません。
b.左眼が正中のままで、保たれる外転を示していません。
c.正しい。右眼の内転と左眼の外転が同時に行われ、両眼が左方を向きます。
d.左眼が下を向く図で、指示された左方注視時の外転とは異なります。
e.左眼が上を向く図で、指示された左方注視の位置ではありません。
覚えるポイント
眼球運動は筋と神経で考える。外直筋はVI、上斜筋はIV、ほかはIII。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。