第115回医師国家試験 E24(2021年)
正答:c
問題
喫煙が発症因子となる疾患はどれか。
a.過敏性肺炎
b.レジオネラ肺炎
c.急性好酸球性肺炎
d.非結核性抗酸菌症
e.マイコプラズマ肺炎
正答の理由
公式正答は急性好酸球性肺炎です。我が国では喫煙開始・再開等に関連した若年者の急性発症が知られ、重症呼吸不全に至る場合もあります。一方、喫煙はレジオネラ肺炎の危険因子でもあり、「喫煙が発症因子となる」という設問文だけではbとの関連も否定できません。公式正答cを示しつつ、喫煙開始等を契機とする急性好酸球性肺炎という特徴的な関連と、感染症のリスク因子としての喫煙を区別して理解します。
各選択肢の検討
a.吸入抗原への免疫反応が中心で、本問の典型的関連はcです。
b.病原体感染による肺炎ですが、喫煙も発症リスクとして知られます。公式正答ではないからといって関連を否定しません。
c.正しい。喫煙開始等を契機とする急性好酸球性肺炎が知られています。
d.環境中の抗酸菌による感染で、構造的肺疾患等が関与します。本問の代表的な喫煙開始との関連はcです。
e.Mycoplasma pneumoniae感染による肺炎です。喫煙開始を契機とする好酸球性肺炎の特徴的な関連とは異なります。
覚えるポイント
急性好酸球性肺炎は喫煙開始・再開等が誘因。喫煙と感染症リスクの関連も否定しない。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。