うつ病でみられる食欲低下|第115回医師国家試験E18

第115回医師国家試験 E18(2021年)

正答:a

問題

うつ病の症状に含まれるのはどれか。

a.食欲がない。

b.入眠時に幻視を認める。

c.好きなことだけにやる気を出す。

d.簡単な計算でも間違った答えを言う。

e.自殺せよという命令がテレパシーで頭に入ってくる。

正答の理由

うつ病では気分の落ち込みや興味・喜びの低下に加えて、食欲や体重、睡眠、集中力等の変化がみられます。選択肢では食欲低下が代表的な症状です。食欲が増える例もあり、また一つの症状だけでうつ病と診断するわけではありません。

各選択肢の検討

a.正しい。食欲低下は代表的な身体症状の一つです。

b.入眠時幻覚は睡眠・覚醒の移行時にも起こり、ナルコレプシー等でも評価します。うつ病を示す代表項目ではありません。

c.興味や喜びの広い低下が典型で、これだけではうつ病の症状を示す説明になりません。

d.集中力低下で計算が難しくなることはありますが、単なる誤答という記述を代表的診断項目とはしません。

e.作為体験等を考える発言です。重症うつ病に精神病症状がある場合も含め、こうした訴えは別途安全性と精神状態を評価します。

覚えるポイント

食欲・睡眠などの身体症状も、抑うつ気分や興味の低下と合わせて評価する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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