第115回医師国家試験 E16(2021年)
正答:e
問題
心臓ペースメーカー植込み患者に対して、ペースメーカーの機種を確認してから実施すべきなのはどれか。
a.食道生検
b.FDG-PET
c.腹部造影CT
d.超音波内視鏡検査
e.磁気共鳴胆管膵管撮影〈MRCP〉
正答の理由
MRCPはMRIを用いる検査です。植込み機器では磁場や高周波による誤作動・発熱等を避けるため、本体とリードの組合せ、条件付きMRI対応の有無、撮像条件、機器設定と監視体制を確認します。「対応機種なら無条件に撮影できる」という意味ではありません。
各選択肢の検討
a.通常の生検はMRIのような強磁場を用いません。電気手術等を併用する場合の機器対策は別に検討します。
b.放射性薬剤を用いる検査であり、本問で問うMRI適合性の確認対象はeです。
c.X線CTで、MRIとは異なる安全確認が必要です。植込み機器への長時間直接照射等には個別の注意が必要です。
d.超音波による観察自体はMRIではありません。使用機器や処置内容に応じた通常の確認は行います。
e.正しい。MRCPはMRIであり、ペーシングシステム全体と撮像条件を確認します。
覚えるポイント
MRI対応は本体だけでなくリード・撮像条件・安全管理体制も確認する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。