同意は患者の意思で撤回できる|第115回医師国家試験E5

第115回医師国家試験 E5(2021年)

正答:b

問題

成人を対象としたインフォームド・コンセントについて正しいのはどれか。

a.本人と家族の同意が必要である。

b.患者は同意をいつでも撤回できる。

c.予後についての説明は必要でない。

d.医師の過失責任を回避する目的で行う。

e.最新の治療法を推奨しなければならない。

正答の理由

インフォームド・コンセントは、必要な説明を受けて理解した患者が、自ら方針を選択する過程です。同意は固定された契約ではなく、撤回や変更が可能です。撤回の際は治療中断の影響や代替案を説明し、安全に対応します。既に完了した処置を遡って取り消せるという意味ではありません。

各選択肢の検討

a.意思決定能力のある成人では本人の意思が基本で、家族の同意を一律の必要条件としません。

b.正しい。患者は同意を撤回でき、その意向を確認して対応します。

c.病状、治療の利益・不利益、予後や代替案など、判断に必要な情報を説明します。

d.患者の自己決定を支えるためであり、同意書で過失責任が免除されるものではありません。

e.新しさだけで推奨せず、根拠、適応、利益とリスク、本人の価値観を考慮します。

覚えるポイント

説明と理解に基づく患者の選択が中心。同意後も意向は変えられる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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