第115回医師国家試験 D7(2021年)
正答:d
問題
急性膿胸の原因にならないのはどれか。
a.肺炎
b.胸部外傷
c.食道穿孔
d.肺線維症
e.降下性壊死性縦隔炎
正答の理由
急性膿胸は胸膜腔の感染で、肺炎からの波及のほか、外傷・食道穿孔・縦隔感染などから生じます。肺線維症自体は胸膜腔へ細菌や汚染内容物を供給する原因ではなく、本問ではdを選びます。二次感染の併発まで否定するものではありません。
各選択肢の検討
a.肺炎に伴う胸水が感染して膿胸となり得ます。
b.胸膜腔への直接汚染や血胸の感染等で生じ得ます。
c.食道内容物の漏出が縦隔・胸膜腔の重症感染を起こし得ます。
d.正答。肺線維症そのものを急性膿胸の直接原因とはしません。
e.頸部等から縦隔へ下降した感染が胸膜腔へ波及し得ます。
覚えるポイント
膿胸では肺炎だけでなく外傷・食道・縦隔からの感染経路も探す。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。