第115回医師国家試験 D2(2021年)
正答:c
問題
点滴投与を行う際、血中濃度のモニタリングが必要な薬剤はどれか。
a.クリンダマイシン
b.セファゾリン
c.バンコマイシン
d.ペニシリン G
e.レボフロキサシン
正答の理由
バンコマイシンは曝露量が治療効果と腎毒性に関係するため、血中濃度測定に基づく投与設計を行います。特に重症MRSA感染症ではAUCを用いた評価が推奨され、腎機能や採血時刻も確認します。
各選択肢の検討
a.通常の投与で定例の血中濃度測定を必須とはしません。
b.通常は腎機能等に合わせて投与し、定例の血中濃度測定を必須とはしません。
c.正しい。TDMにより有効曝露を確保し、過剰曝露による腎障害を避けます。
d.通常の診療で全例に定例TDMを行う薬ではありません。
e.腎機能による用量調整は必要ですが、提示肢ではバンコマイシンがTDMの代表です。
覚えるポイント
採血濃度だけでなく投与・採血時刻と腎機能を確認する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。