第115回医師国家試験 D1(2021年)
正答:c
問題
FSH が高値となる無月経の障害部位はどれか。
a.視床下部
b.下垂体
c.卵巣
d.子宮
e.腟
正答の理由
卵巣機能が低下するとエストラジオール・インヒビンによる下垂体への負のフィードバックが弱まり、FSHが上昇します。高ゴナドトロピン性無月経は卵巣性を示唆します。
各選択肢の検討
a.視床下部性ではGnRH刺激が低下し、FSHは低値〜正常域となるのが基本です。
b.下垂体性ではFSH分泌自体が低下します。
c.正しい。卵巣の反応低下に対しFSHが上昇します。
d.子宮内膜癒着等は無月経の原因ですが、それ自体ではFSH高値を説明しません。
e.流出路の閉鎖等は無月経の原因ですが、FSH上昇を特徴とはしません。
覚えるポイント
無月経の局在はFSH・エストラジオールと解剖学的所見を合わせて評価する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。