お薬手帳は服薬情報の自己管理と安全な薬物療法に役立つ|第115回医師国家試験C31

第115回医師国家試験 C31(2021年)

正答:c・d

問題

お薬手帳の役割として正しいのはどれか。2つ選べ。

a.薬剤医療費の適正化

b.ジェネリック薬品の普及促進

c.患者による処方の自己管理の促進

d.重複処方、相互作用による健康被害の防止

e.薬局薬剤師の判断による処方内容の修正・改善

正答の理由

お薬手帳で服薬歴を把握することは、患者自身の理解と管理を助け、複数の医療機関・薬局間で重複処方や相互作用を見つける手掛かりになります。自己管理は、患者や薬剤師が処方を自由に変更するという意味ではありません。薬剤師による処方内容の変更には、原則として処方医等の同意が必要です。

各選択肢の検討

a.医療費適正化につながる場合はありますが、本問で問う中心的な役割は服薬情報の管理と安全性の確保です。

b.後発医薬品の利用促進を主な目的とする手帳ではありません。

c.正しい。服用している薬の理解、服薬歴の把握、医療者への情報提供に役立ちます。

d.正しい。処方薬や併用薬をまとめて確認し、重複や相互作用による健康被害の防止に役立てます。

e.疑義照会や変更の提案はできますが、薬剤師の判断だけで処方内容を変更できるという説明は不適切です。

覚えるポイント

手帳は薬の情報を共有する道具。自己管理と自己判断による処方変更を区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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