Douglas窩の有痛性硬結は深部子宮内膜症を疑う|第115回医師国家試験B9

第115回医師国家試験 B9(2021年)

正答:d

問題

子宮内膜症を強く疑う所見はどれか。

a.下腹部の筋性防御

b.圧痛のある硬い子宮

c.柔らかく腫大した子宮

d.直腸子宮窩〈Douglas窩〉の有痛性硬結

e.可動性の良い無痛性で柔らかい球状腫瘤

正答の理由

子宮内膜症では骨盤腹膜・仙骨子宮靱帯や直腸子宮窩周辺に病変ができ、線維化・癒着による圧痛を伴う硬結を触れることがあります。診察所見だけで確定せず、病歴や超音波・MRI等と合わせて評価します。

各選択肢の検討

a.腹膜刺激を示し急性腹症等の評価が必要ですが、内膜症に特異的ではありません。

b.子宮腺筋症等も考える所見で、提示肢ではdがより特徴的です。

c.妊娠等の鑑別となり、深部内膜症の典型的硬結とは異なります。

d.正しい。深部内膜症や癒着を疑う所見です。

e.子宮内膜症に伴う固定性・圧痛のある病変とは異なります。

覚えるポイント

深部内膜症では骨盤の有痛性結節・硬結・可動性低下に注目する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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