第115回医師国家試験 A10(2021年)
正答:e
問題
我が国における高安動脈炎について正しいのはどれか。
a.中年男性に多い。
b.喫煙との関連性が高い。
c.水晶体偏位を合併しやすい。
d.浅側頭動脈の炎症を合併しやすい。
e.大動脈およびその分枝に病変をきたしやすい。
正答の理由
高安動脈炎は大動脈とその主要分枝、冠動脈・肺動脈等を侵す大型血管炎です。我が国では若年女性に多く、血管狭窄・閉塞や拡張により脈拍・左右血圧差などを生じます。若い女性以外にも発症し得ます。
各選択肢の検討
a.我が国では若年女性に多い疾患です。
b.喫煙との強い関連が代表的なのはBuerger病です。高安動脈炎の特徴としては選びません。
c.Marfan症候群などでみられる所見です。
d.浅側頭動脈病変は巨細胞性動脈炎で代表的です。
e.正しい。大型血管である大動脈とその主要分枝を侵します。
覚えるポイント
高安動脈炎は大型血管炎。脈・血圧差と大動脈分枝病変に注意。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。