髄様癌はC細胞由来でカルシトニンが上昇する|第115回医師国家試験A5

第115回医師国家試験 A5(2021年)

正答:a

問題

甲状腺腫で血中カルシトニン値が上昇するのはどれか。

a.髄様癌

b.乳頭癌

c.濾胞癌

d.亜急性甲状腺炎

e.腺腫様甲状腺腫

正答の理由

甲状腺髄様癌はカルシトニンを産生する傍濾胞細胞〈C細胞〉由来の腫瘍で、血中カルシトニン高値が診断・経過観察の手掛かりとなります。乳頭癌や濾胞癌は濾胞上皮由来です。カルシトニン高値のみで全例を確定せず、画像・病理や他の上昇原因も含めて評価します。

各選択肢の検討

a.正しい。C細胞由来でカルシトニンが代表的なマーカーです。

b.濾胞上皮由来で、カルシトニンを主な腫瘍マーカーとしません。

c.濾胞上皮由来で、C細胞の腫瘍ではありません。

d.甲状腺ホルモンの漏出による中毒症等を来しますが、カルシトニン上昇が特徴ではありません。

e.良性の結節性病変で、カルシトニン高値を代表所見としません。

覚えるポイント

髄様癌・C細胞・カルシトニンを結び付ける。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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