第114回医師国家試験 F24(2020年)
正答:c
問題
平成28年度の国民医療費について正しいのはどれか。
a.予防接種の費用を含む。
b.生活保護による医療扶助費は含まれない。
c.国民医療費の総額は40兆円を超えている。
d.65歳以上の入院医療費が50%以上を占める。
e.受診1日あたりの単価が最も高いのは75歳以上の入院医療費である。
正答の理由
平成28年度の国民医療費は42兆1,381億円で、40兆円を超えています。国民医療費は保険診療の対象となり得る傷病の治療に要した費用の推計です。予防接種などの予防サービスは含めません。
各選択肢の検討
a.誤り。予防接種は傷病の治療費ではなく、対象外です。
b.誤り。生活保護の医療扶助による傷病の治療費も含みます。
c.正しい。平成28年度は42兆1,381億円です。
d.誤り。65歳以上の国民医療費全体が占める割合59.7%と、その年齢層の入院医療費を混同してはいけません。65歳以上の入院医療費だけで総額の半分を占めるわけではありません。
e.誤り。年間の1人当たり医療費が高いことと、受診1日当たりの単価が最高であることは別です。平成28年度の年齢階級別入院単価では0〜4歳の方が高く、高齢期に入ると単価は低下します。
覚えるポイント
平成28年度国民医療費は42兆1,381億円。総額・年齢別割合・1日単価の分母を区別する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。