第114回医師国家試験 F12(2020年)
正答:b
問題
女性において若年より高齢で検査値が上昇するのはどれか。
a.肺活量
b.血清FSH
c.血清アルブミン
d.血清クレアチンキナーゼ
e.クレアチニンクリアランス
正答の理由
閉経後は卵巣機能が低下し、卵巣由来ホルモンによる負のフィードバックが弱まるため、下垂体から分泌されるFSHが上昇します。選択肢では血清FSHが該当します。実際の値は月経周期、閉経移行期、ホルモン薬の使用などにも左右され、単一の測定値だけで閉経を判断するものではありません。
各選択肢の検討
a.誤り。肺活量は加齢で増加する検査値ではなく、一般に低下する方向です。
b.正しい。閉経後は負のフィードバックの低下によりFSHが高くなります。
c.誤り。栄養状態や炎症などの影響を受け、加齢によって上昇する値としては選びません。
d.誤り。筋肉量や筋障害などの影響を受け、加齢で一律に上昇する検査値ではありません。
e.誤り。腎機能の指標で、加齢に伴い低下する傾向があります。血清クレアチニン値とは区別します。
覚えるポイント
閉経後のFSHは、卵巣からの負のフィードバックが弱まるため上昇する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。