第114回医師国家試験 E25(2020年)
正答:c
問題
麻疹ウイルスと同様の感染経路別予防策を要するのはどれか。
a.A群レンサ球菌
b.ムンプスウイルス
c.水痘帯状疱疹ウイルス
d.多剤耐性緑膿菌〈MDRP〉
e.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌〈MRSA〉
正答の理由
麻疹では空気予防策を行います。水痘も空気予防策の対象であり、さらに接触予防策も併用します。水痘帯状疱疹ウイルスは病型や免疫状態によって予防策が異なり、免疫正常者の限局性帯状疱疹まで一律に空気予防策とするわけではありません。
各選択肢の検討
a.誤り。咽頭炎では飛沫予防策、創部感染では接触予防策などを病態に応じて用い、典型的な空気予防策の対象ではありません。
b.誤り。流行性耳下腺炎では飛沫予防策を行います。
c.正しい。水痘、播種性帯状疱疹などでは空気予防策が必要で、接触予防策も併用します。
d.誤り。多剤耐性菌の伝播防止では主に接触予防策を検討します。空気予防策との対応ではありません。
e.誤り。MRSAの伝播防止では主に接触予防策を検討します。感染部位や施設状況も踏まえて対応します。
覚えるポイント
麻疹は空気予防策、水痘は空気+接触予防策。帯状疱疹は病型で判断する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。