等張輸液と高張アルブミン製剤|第114回医師国家試験E20

第114回医師国家試験 E20(2020年)

正答:e

問題

等張液でないのはどれか。

a.生理食塩液

b.5%ブドウ糖液

c.酢酸リンゲル液

d.乳酸リンゲル液

e.25%アルブミン液

正答の理由

25%アルブミン液は血漿より膠質浸透圧が高い高張アルブミン製剤です。アルブミン製剤では5%製剤が等張、20〜25%製剤が高張と分類されます。これは膠質浸透圧による区別であり、血漿の総浸透圧が数倍になるという意味ではありません。

各選択肢の検討

a.誤り。生理食塩液は血漿とほぼ等浸透圧の晶質液です。

b.誤り。製剤としては血漿とほぼ等浸透圧です。ただし投与後にブドウ糖が代謝されると自由水として作用するため、体内での働きまで生理食塩液と同じではありません。

c.誤り。等張性の細胞外液補充液です。酢酸を含むことは高張という意味ではありません。

d.誤り。乳酸を含む等張性の細胞外液補充液です。

e.正しい。25%製剤は高張アルブミン液で、膠質浸透圧は血漿の約4〜5倍です。

覚えるポイント

25%アルブミンは膠質浸透圧で高張。5%ブドウ糖液は製剤中の浸透圧と投与後の作用を分けて考える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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