放射線照射による輸血後GVHDの予防|第114回医師国家試験E8

第114回医師国家試験 E8(2020年)

正答:c

問題

輸血後GVHDで正しいのはどれか。

a.輸血後6時間以内に発症する。

b.新鮮血と比較して保存血で起こりやすい。

c.輸血製剤の放射線照射が予防に有効である。

d.初回と比較して複数回の輸血後に起こりやすい。

e.血縁者と比較して非血縁者からの供血で起こりやすい。

正答の理由

製剤中の供血者リンパ球が患者内で増殖し、組織を攻撃するのが輸血後GVHDです。細胞成分を含む輸血用血液への放射線照射でリンパ球の増殖能を抑え、予防します。白血球除去だけで代替するものではありません。

各選択肢の検討

a.典型的には輸血後1〜2週で症状が現れ、6時間以内の反応とは異なります。

b.保存によりリスクが完全に消えるわけではありませんが、一般に生存リンパ球の多い新鮮血も注意が必要です。

c.正しい。血液製剤への適切な放射線照射が予防に有効です。

d.初回でも起こり得るため、回数だけで予防の要否を判断しません。

e.HLAが近い血縁者間などでリスクがあり、非血縁者の方が高いと一律にいえません。

覚えるポイント

放射線照射による輸血後GVHDの予防

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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