PICCの上腕からの挿入|第114回医師国家試験E7

第114回医師国家試験 E7(2020年)

正答:d

問題

成人の頸部・前胸部(別冊No.1A)、上腕部・前腕部(別冊No.1B)を別に示す。

成人における末梢挿入中心静脈カテーテル〈PICC〉の適切な刺入部位はどれか。

a.①

b.②

c.③

d.④

e.⑤

Aの頸部①鎖骨付近②前胸部③、Bの上腕④前腕⑤を示したPICC刺入部位の写真
別冊No.1A・B:成人の頸部・前胸部と上腕部・前腕部 / 出典:厚生労働省・第114回E別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

PICCは上腕の末梢静脈から挿入し、先端を中心静脈へ進めるカテーテルです。図では④が上腕内側に当たり、成人の適切な刺入部位として選びます。実際は超音波で静脈の走行・径・周囲構造等を確認します。

画像の見方

Aの①〜③は頸部から前胸部にあり、Bの④は肘より近位の上腕、⑤は肘より遠位の前腕を指しています。上腕の末梢静脈から挿入するPICCに対応するのは④です。写真だけで静脈そのものの走行を確定せず、実際の穿刺では超音波で確認します。

各選択肢の検討

a.頸部であり、PICCの末梢刺入部ではありません。

b.鎖骨下付近であり、通常のPICC上腕刺入部と異なります。

c.前胸部であり、末梢静脈刺入部ではありません。

d.正しい。上腕の静脈から中心静脈へ挿入します。

e.前腕よりも上腕の適切な静脈を選び、関節運動や血管径等も考慮します。

覚えるポイント

PICCの上腕からの挿入

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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