本人の意向を基本とする最終段階の意思決定|第114回医師国家試験E1

第114回医師国家試験 E1(2020年)

正答:b

問題

人生の最終段階〈エンド・オブ・ライフ〉における医療およびケアの意思決定について適切なのはどれか。

a.患者本人の意思が確認できない場合は家族の意向に従う。

b.患者本人の意思が確認できる場合は患者の意向を尊重する。

c.患者が認知症の場合は患者本人の意思が確認できないと判断する。

d.患者本人の意思決定能力の判断には精神科医の診察が必要となる。

e.患者の配偶者と実子の意見が対立する場合は配偶者の意見を優先する。

正答の理由

意思決定を支援し、本人が理解して示す意向を尊重することが基本です。意思を確認できないときも家族だけに決定を委ねず、本人の推定意思や最善の利益を医療・ケアチームと検討します。

各選択肢の検討

a.家族等から本人の価値観や推定意思を聞き、本人にとって最善の方針をチームで話し合います。

b.正しい。適切な情報と支援の下で、本人の意向を尊重します。

c.認知症という診断だけで意思決定能力なしとは判断せず、内容・状況ごとに評価します。

d.精神科の協力が役立つ場合はありますが、全例で診察が必要という制度ではありません。

e.配偶者を一律優先せず、本人の推定意思・利益を中心に合意形成を図ります。

覚えるポイント

本人の意向を基本とする最終段階の意思決定

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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