第114回医師国家試験 D14(2020年)
正答:a・c
問題
急性膵炎の重症度判定基準の予後因子に含まれるのはどれか。2つ選べ。
a.CRP
b.PaCO₂
c.尿素窒素
d.リパーゼ
e.トリプシン
正答の理由
日本の急性膵炎の重症度判定では、CRP 15 mg/dL以上、BUN 40 mg/dL以上等が予後因子に含まれます。膵酵素は診断に有用でも、その値をそのまま重症度点数にはしません。呼吸に関する独立した予後因子はPaO₂等です。PaCO₂はSIRS判定の一部には関わるため、「全く無関係」とは区別します。
各選択肢の検討
a.正しい。CRP 15 mg/dL以上が予後因子です。
b.独立した呼吸予後因子として挙げるのはPaO₂等です。ただしPaCO₂低値はSIRS項目の呼吸基準に含まれます。
c.正しい。BUN 40 mg/dL以上、またはCr上昇・乏尿等が評価項目です。
d.急性膵炎の診断に用いますが、この重症度判定の予後因子ではありません。
e.膵酵素の一つですが、この重症度予後因子ではありません。
覚えるポイント
急性膵炎は膵酵素の高さだけで重症度を決めない。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。