非チアノーゼ性の大動脈二尖弁|第114回医師国家試験D10

第114回医師国家試験 D10(2020年)

正答:b

問題

チアノーゼを生じないのはどれか。

a.Fallot四徴症

b.大動脈二尖弁

c.完全大血管転位症

d.総肺静脈還流異常症

e.Eisenmenger症候群

正答の理由

単独の大動脈二尖弁は、通常は右左短絡や動静脈血の混合を起こす奇形ではなく、代表的な非チアノーゼ性疾患です。将来の弁狭窄・閉鎖不全や大動脈病変には注意します。重症の循環不全等で低酸素・末梢チアノーゼを呈し得ないとまで断言するものではありません。

各選択肢の検討

a.右室流出路狭窄に伴う右左短絡などでチアノーゼを呈します。

b.公式正答。単独では通常、体循環血の酸素飽和度を下げる短絡を生じません。

c.体循環・肺循環が並列となり、血液混合の程度により著明な低酸素を呈します。

d.肺静脈還流の異常に伴う血液混合等でチアノーゼを呈し得ます。

e.肺高血圧に伴い短絡が右左方向となり、チアノーゼを呈します。

覚えるポイント

弁の形態異常と、右左短絡・血液混合を起こす疾患を分ける。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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