HIV検査の保険適用と無料匿名検査|第114回医師国家試験C32

第114回医師国家試験 C32(2020年)

正答:a・c・d

問題

HIV感染症の検査について正しいのはどれか。3つ選べ。

a.医師がHIV感染症を疑う症状、所見があれば保険診療となる。

b.スクリーニング検査の結果が判明するのは実施の2週後である。

c.スクリーニング検査は保健所において匿名で受けることができる。

d.スクリーニング検査は保健所において無料で受けることができる。

e.スクリーニング結果が陽性だった場合の確認検査は、エイズ治療拠点病院でのみ行うことができる。

正答の理由

診療上HIV感染症を疑う症状・所見等があり、必要な検査として行う場合は保険診療の対象となります。保健所等では無料・匿名の検査を受けられます。即日検査もあるため結果判明まで一律に2週間とは限らず、確認検査を実施できる場所もエイズ治療拠点病院だけに限定されません。

各選択肢の検討

a.正しい。HIV感染症を疑う症状・所見等に基づくスクリーニング検査は保険診療となります。症状・所見のない希望検査や、すべての検査法を一律に保険適用とする意味ではありません。

b.誤り。即日検査では陰性結果を当日説明できる場合があります。検査方法や確認検査の要否で所要日数は異なります。

c.正しい。保健所等には名前を知らせず受検できる無料匿名検査の仕組みがあります。

d.正しい。保健所等で実施される検査は無料で受けられます。実施日や予約の要否は施設ごとに確認します。

e.誤り。保健所等の通常検査でも確認検査を組み合わせて行います。陽性時の診療連携と、確認検査の実施場所の限定を混同しません。

覚えるポイント

HIVは無料匿名検査と診療上必要な保険検査を区別する。スクリーニング陽性は確定診断ではない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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