学校保健による肥満の一次予防|第114回医師国家試験C19

第114回医師国家試験 C19(2020年)

正答:a

問題

小学校における保健指導により一次予防が期待される疾患はどれか。

a.肥満症

b.低身長症

c.1型糖尿病

d.甲状腺機能亢進症

e.神経性食思〈欲〉不振症

正答の理由

一次予防は発症する前に危険因子を減らすことです。食事、身体活動、睡眠などの保健指導は、小児の過剰な体重増加の予防に結び付きます。肥満を本人の意志だけの問題とせず、家族や学校の環境を含めて支援します。

各選択肢の検討

a.正しい。食生活・身体活動等への指導により発症予防が期待できます。

b.内分泌疾患や体質など多様な原因があり、一般的な保健指導で一律に予防できる疾患ではありません。

c.自己免疫性などの膵β細胞障害が中心で、食事・運動指導による典型的な一次予防対象ではありません。

d.Graves病などが原因で、一般的な学校保健指導による一次予防の代表ではありません。

e.心理・社会的要因を含む複雑な疾患です。予防的教育の意義はありますが、本問で最も直接的に生活習慣への指導と結び付くのは肥満症です。

覚えるポイント

一次予防は発症前の危険因子対策。過度なやせを促す指導とは区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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