検査による放射線被ばくの比較|第114回医師国家試験C18

第114回医師国家試験 C18(2020年)

正答:d

問題

被験者の検査1回当たりの放射線被ばくが最も多いのはどれか。

a.FDG-PET

b.頭部単純CT

c.上部消化管造影検査

d.腹部ダイナミックCT

e.胸部単純エックス線写真

正答の理由

腹部ダイナミックCTは、造影剤投与後の複数時相などを繰り返し撮影するため、提示された検査の典型的な条件では被ばくが多くなります。ただし実際の線量は撮影範囲、時相数、装置、体格で変わり、全患者で一定の順位になるわけではありません。FDG-PETと、診断用CTを併用するPET/CTも区別します。

各選択肢の検討

a.FDG自体による実効線量の目安は185 MBq投与で約3.5 mSvです。CT併用の有無・条件によって総線量は変わります。

b.通常1回の単純撮影で、腹部を複数時相撮影するダイナミックCTより一般に少なくなります。

c.透視時間等で変動しますが、本問では複数時相の腹部CTを上回るものとしては選びません。

d.正しい。複数回の撮影によって被ばくが累積する点が重要です。

e.提示肢の中で被ばくは小さい検査です。

覚えるポイント

検査名だけでなく、撮影範囲と繰り返し回数を考える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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