IgG4関連腎臓病の病変と治療|第114回医師国家試験A13

第114回医師国家試験 A13(2020年)

正答:b・e

問題

IgG4関連疾患の腎病変について正しいのはどれか。2つ選べ。

a.思春期に好発する。

b.間質性腎炎を認める。

c.初発症状は発熱が多い。

d.半月体形成性腎炎を認める。

e.治療は副腎皮質ステロイドが第一選択である。

正答の理由

IgG4関連腎臓病の代表的病変は、IgG4陽性形質細胞浸潤と線維化を伴う尿細管間質性腎炎です。中高年に多く、強い発熱を初発の典型とはしません。出題当時、活動性腎病変の寛解導入には副腎皮質ステロイドが第一選択でした。再発や副作用、他臓器病変などを踏まえ、治療法は個別に選択します。

各選択肢の検討

a.思春期好発ではなく、中高年男性に多い疾患です。

b.正しい。代表は尿細管間質性腎炎です。

c.発熱を伴うことはあっても、高熱を主症状とする病態は感染や血管炎等も再評価します。

d.典型的な腎病変ではありません。半月体形成性腎炎がある場合はANCA関連血管炎等の合併・鑑別が重要です。

e.正しい。出題当時の基本的な寛解導入治療です。再発や忍容性に応じ他の治療も検討します。

覚えるポイント

IgG4関連腎臓病は尿細管間質性腎炎が代表。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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