三叉神経痛の神経血管圧迫|第114回医師国家試験A10

第114回医師国家試験 A10(2020年)

正答:b

問題

頭蓋内血管による脳神経の圧迫で起こるのはどれか。

a.片頭痛

b.三叉神経痛

c.本態性振戦

d.Parkinson病

e.側頭葉てんかん

正答の理由

古典的三叉神経痛では、脳幹近傍で血管が三叉神経を圧迫し、髄鞘障害などを来します。顔面に短い電撃様疼痛を反復するのが特徴です。ただし腫瘍や多発性硬化症などによる二次性の三叉神経痛もあり、全例を血管圧迫と決めつけません。

各選択肢の検討

a.三叉神経血管系などが関与しますが、脳神経を血管が局所的に圧迫する疾患という組合せではありません。

b.正しい。血管による三叉神経圧迫が代表的な原因です。

c.主に動作時の振戦を呈し、この圧迫機序の疾患ではありません。

d.黒質ドパミン神経の変性などを背景とする疾患です。

e.側頭葉のてんかん性活動による発作で、神経血管圧迫の代表疾患ではありません。

覚えるポイント

三叉神経痛は神経血管圧迫が代表だが、二次性原因も鑑別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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