選択緘黙の聴力と言語機能|第114回医師国家試験A8

第114回医師国家試験 A8(2020年)

正答:b

問題

選択緘黙について正しいのはどれか。

a.思春期に多い。

b.聴力は正常である。

c.言語理解の障害が原因である。

d.脳波検査が診断に有用である。

e.発声練習による治療が有効である。

正答の理由

選択緘黙は、話せる場面がある一方、学校など特定の社会的状況で話せない状態です。聴覚障害や言語の知識不足だけで説明される状態とは区別し、聴力評価も行います。主に幼児期に始まり、不安に配慮した段階的な行動的介入を行います。併存する言語・発達上の問題があることもあります。

各選択肢の検討

a.通常は幼児期に発症し、就学などで明らかになります。思春期好発ではありません。

b.正しい。難聴が発話しない状態の原因である場合と区別します。

c.言語理解障害そのものを原因とする疾患ではありません。併存症は個別に評価します。

d.脳波を診断の中心とする疾患ではありません。てんかん等を疑う場合は別に検査します。

e.単なる発声技術の練習で治療する病態ではありません。不安を減らす環境と段階的な発話支援が重要です。

覚えるポイント

話せない場面と話せる場面を把握し、難聴や言語障害を鑑別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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