掌蹠多汗症の汗腺と機能|第114回医師国家試験A4

第114回医師国家試験 A4(2020年)

正答:b

問題

掌蹠多汗症について誤っているのはどれか。

a.精神性発汗は亢進する。

b.汗腺の数が増加している。

c.真菌や細菌の感染を起こしやすい。

d.治療にはイオントフォレーシスが用いられる。

e.Minor法はヨードデンプン反応を利用した検査法である。

正答の理由

原発性掌蹠多汗症は、汗腺そのものの数が増えて発症する疾患ではありません。発汗を制御する神経系の機能異常などが関与すると考えられます。精神的緊張で発汗が増え、手掌・足底ではイオントフォレーシスなどの治療を行います。

各選択肢の検討

a.精神的緊張などで発汗が増悪します。

b.誤り。健常者より汗腺数が増加しているという説明は適切ではありません。

c.持続的な湿潤・浸軟は真菌や細菌の感染を起こしやすくします。

d.手掌・足底多汗症の治療の一つです。

e.ヨードとデンプンの反応で発汗部位を黒紫色に呈色させます。

覚えるポイント

多汗症は汗腺数の増加ではなく、発汗機能の異常として理解する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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