アナフィラキシーのアドレナリン投与経路|第114回医師国家試験A1

第114回医師国家試験 A1(2020年)

正答:d

問題

疾患と標準治療の組合せで誤っているのはどれか。

選択肢 疾患・病態 標準治療
a 蕁麻疹 H1受容体拮抗薬内服
b 食物アレルギー 原因食物除去
c アトピー性皮膚炎 副腎皮質ステロイド外用
d アナフィラキシー アドレナリン静注
e 気管支喘息発作(急性増悪) β2刺激薬吸入

正答の理由

アナフィラキシーではアドレナリンを大腿前外側へ筋肉注射するのが初期治療の基本です。静脈内ボーラス投与は重篤な不整脈などの危険があり、標準的な初回投与ではありません。筋注・輸液等で改善しない場合の専門的な監視下の持続静注や、心停止時の蘇生とは区別します。

各選択肢の検討

a.H1受容体拮抗薬内服は蕁麻疹の基本的な治療です。

b.診断に基づき必要最小限の原因食物を除去します。疑わしいだけで多数の食品を除去しません。

c.皮膚の状態に応じた強さ・量のステロイド外用を行います。

d.誤り。通常の初期治療では筋肉注射を選びます。

e.急性増悪時の気管支拡張に吸入β2刺激薬を用います。長期管理を吸入β2刺激薬単独で行うという意味ではありません。

覚えるポイント

アナフィラキシーの初回アドレナリンは大腿前外側への筋注。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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