第113回医師国家試験 F11(2019年)
正答:b
問題
我が国の精神保健福祉について正しいのはどれか。
a.自殺者数は男性よりも女性の方が多い。
b.精神疾患は医療法に基づく医療計画の5疾病に含まれる。
c.精神障害は障害者の雇用の促進等に関する法律の対象とならない。
d.精神科の人口当たり入院病床数は他のOECD諸国に比べて少ない。
e.精神疾患の自立支援医療費の支給は維持治療期になれば中止される。
正答の理由
医療計画の5疾病は、がん、脳卒中、心筋梗塞等の心血管疾患、糖尿病、精神疾患です。精神疾患は2013年度からの医療計画に追加されました。現在は事業区分が6事業となっていますが、5疾病に精神疾患を含む点は変わりません。
各選択肢の検討
a.日本の自殺者数は男性の方が多く、女性の方が多いという記述は誤りです。
b.正しい。精神疾患は5疾病の一つです。
c.精神障害者も対象です。2018年4月から法定雇用率の算定基礎にも加わりました。
d.日本は人口当たりの精神病床数が多い国です。各国で病床分類の違いはありますが、少ないとはいえません。
e.継続的な精神科通院医療の負担を軽減する制度で、維持治療期という理由だけで一律に中止されません。
覚えるポイント
精神疾患は医療計画の5疾病に含まれ、雇用支援・継続通院医療支援の対象でもある。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第113回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:医療計画について・5疾病
- 厚生労働省:精神障害者の雇用義務対象への追加
- 厚生労働省:自立支援医療・精神通院医療
- 厚生労働省掲載:平成24年中の自殺の状況・男女別人数
- 日本医師会:精神保健委員会答申・精神病床の国際比較と集計上の留意点
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。