正常胸部単純写真で見える気管分岐部|第113回医師国家試験F9

第113回医師国家試験 F9(2019年)

正答:d

問題

健常成人の胸部エックス線写真正面画像で同定できるのはどれか。

a.胸腺

b.大動脈弁

c.心室中隔

d.気管分岐部

e.肺門リンパ節

正答の理由

気管・左右主気管支の内部には空気があるため、胸部正面写真でも気管が左右主気管支に分かれる気管分岐部を同定できます。正常の肺門影の主体は血管であり、正常サイズのリンパ節が個別に見えるわけではありません。

各選択肢の検討

a.成人では通常退縮しており、健常成人の胸部正面写真で独立した胸腺影として同定するものではありません。

b.正常弁の軟部組織は心陰影と重なり、通常は直接同定できません。石灰化や人工弁が見える場合とは区別します。

c.心臓内部の隔壁を単純正面写真で直接区別することはできません。

d.正しい。気管の透亮像を下方へ追うと、左右主気管支への分岐が分かります。

e.正常の肺門リンパ節は通常個別に見えません。腫大した場合の肺門影増大とは区別します。

覚えるポイント

胸部正面写真では空気を含む気管・主気管支と気管分岐部を追う。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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