第113回医師国家試験 F3(2019年)
正答:e
問題
公的医療保険について正しいのはどれか。
a.保険料率は全国一律である。
b.医療給付は現金給付で行われる。
c.財源の8割以上は保険料である。
d.75歳以上はすべて1割負担である。
e.医療費が高額の場合には助成制度がある。
正答の理由
医療費の自己負担が一定の限度額を超えた場合に、その超過分を支給する高額療養費制度があります。限度額は年齢や所得等によって異なり、差額ベッド代など保険診療の自己負担に含まれない費用は対象外です。
各選択肢の検討
a.保険者や制度によって異なります。協会けんぽの保険料率にも都道府県差があります。
b.療養の給付は医療サービスそのものを受ける現物給付が基本です。療養費等の現金給付もあります。
c.公費や患者負担等も財源です。平成27年度国民医療費では保険料の構成割合は48.8%で、8割以上ではありません。
d.出題時にも現役並み所得者は3割でした。現在は所得に応じ1・2・3割の区分があり、一律ではありません。
e.正しい。高額療養費制度によって保険診療の自己負担額に上限が設けられています。
覚えるポイント
医療保険は現物給付が基本。高額療養費は保険診療の自己負担を軽減する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。