妊娠に伴う機能的残気量の減少|第113回医師国家試験E5

第113回医師国家試験 E5(2019年)

正答:c

問題

妊娠による母体の生理的変化について正しいのはどれか。

a.血圧は上昇する。

b.循環血液量は減少する。

c.機能的残気量は減少する。

d.末梢血の白血球数は減少する。

e.インスリン感受性は亢進する。

正答の理由

妊娠後半は子宮増大に伴って横隔膜が挙上し、機能的残気量が減少します。循環血液量の増加、白血球増加、妊娠中・後期のインスリン抵抗性増大も、生理的変化として整理します。

各選択肢の検討

a.正常妊娠では末梢血管抵抗が下がり、初期〜中期に血圧が低下します。後期に非妊娠時の水準へ近づきます。

b.循環血漿量は増加します。赤血球量より血漿量の増加が大きいため、希釈性の貧血がみられます。

c.正しい。横隔膜挙上に伴い、特に妊娠後期に減少します。

d.生理的には主に好中球が増え、白血球数は増加傾向です。感染の評価では妊娠時期や臨床所見も考慮します。

e.妊娠中・後期にはインスリン抵抗性が増し、感受性は低下します。ただし初期には感受性が高まることもあり、時期を区別します。

覚えるポイント

妊娠後期:血液量↑、白血球↑、インスリン抵抗性↑、機能的残気量↓。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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