第113回医師国家試験 D8(2019年)
正答:c
問題
高齢者の高血圧症の特徴でないのはどれか。
a.食後血圧低下
b.起立性低血圧
c.拡張期高血圧
d.血圧動揺性増大
e.主要臓器血流予備能低下
正答の理由
加齢により大動脈などの伸展性が低下すると、血圧を緩衝する働きが弱まり、収縮期血圧が高く脈圧が大きくなる傾向があります。高齢者の高血圧に特徴的なのは拡張期優位の高血圧ではなく、収縮期高血圧です。
各選択肢の検討
a.特徴となる。食後の血圧低下を生じやすく、めまいや失神の原因となることがあります。
b.特徴となる。体位変換に伴う血圧調節が不十分になりやすく、薬剤や脱水の影響にも注意します。
c.正しい。高齢者の代表的な特徴は収縮期高血圧です。拡張期血圧が高い人が全くいないという意味ではありません。
d.特徴となる。動脈の伸展性や血圧調節機能の低下により変動が大きくなります。
e.特徴となる。動脈硬化や血流自動調節能の変化から、主要臓器の灌流低下に注意が必要です。
覚えるポイント
高齢者では収縮期高血圧、脈圧増大、起立時・食後の血圧低下を考える。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。