重症うつ病に対する電気けいれん療法|第113回医師国家試験D2

第113回医師国家試験 D2(2019年)

正答:b

問題

電気けいれん療法について正しいのはどれか。

a.65歳以上は適応にならない。

b.重症うつ病は適応疾患である。

c.副作用として筋強剛がみられる。

d.脳神経外科医の立ち会いが要件である。

e.患者やその保護者の同意なしに実施できる。

正答の理由

電気けいれん療法〈ECT〉は、迅速な改善が必要な重症うつ病や、他の治療が奏効しない場合などに検討されます。高齢という理由だけで適応外にはせず、全身状態、麻酔のリスク、認知機能への影響などを評価して判断します。

各選択肢の検討

a.誤り。高齢者にも適応となりえます。年齢や併存疾患によるリスクを個別に評価します。

b.正しい。重症うつ病はECTを検討する代表的な疾患です。

c.誤り。筋強剛を代表的な副作用とする治療ではありません。記憶・認知機能への影響などの説明と評価が重要です。

d.誤り。脳神経外科医の立ち会いを一律の要件とするものではありません。精神科と麻酔管理を含む適切な体制で行います。

e.誤り。十分な説明と同意、意思決定能力の評価が基本です。本人が同意できない状況でも、関係法令・手続と代理意思決定等の慎重な検討が必要であり、自由に無同意で実施できるものではありません。

覚えるポイント

ECTは重症うつ病の治療選択肢。高齢者も個別にリスク・利益を評価する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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