第113回医師国家試験 C8(2019年)
正答:b
問題
精神保健について正しいのはどれか。
a.措置入院患者数は年々増加している。
b.精神科デイケアは医療保険で賄われる。
c.精神保健指定医は学会が認定する資格である。
d.精神保健福祉センターは市町村ごとに設置される。
e.精神障害者社会復帰施設は入院患者の社会復帰訓練を行う。
正答の理由
精神科デイケアは、外来患者の社会生活機能の回復を目的とする精神科専門療法で、診療報酬上の医療として実施されます。精神保健指定医の指定や精神保健福祉センターの設置主体とは区別して整理します。
各選択肢の検討
a.誤り。出題前の公的統計では措置入院の在院患者数は横ばいから減少であり、年々増加とはいえません。新規の届出件数と在院患者数も区別します。
b.正しい。診療報酬に位置づけられた医療保険の対象です。
c.誤り。法に基づき厚生労働大臣が指定します。学会の専門医認定とは異なります。
d.誤り。都道府県・指定都市に置かれる機関で、市町村ごとではありません。
e.誤り。旧制度の社会復帰施設は地域での生活や自立を支援する施設で、入院患者への院内訓練を指すものではありません。現在は障害福祉サービス等への再編も踏まえて理解します。
覚えるポイント
精神科デイケアは外来の医療。指定医は厚労大臣、精神保健福祉センターは都道府県・指定都市。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第113回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:診療報酬留意事項・精神科デイケア
- 厚生労働省:精神保健福祉法6・18条
- 厚生労働省:2017年精神医療資料・措置入院在院患者数等
- 厚生労働省:旧精神障害者社会復帰施設の設置・運営
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。