第113回医師国家試験 B19(2019年)
正答:e
問題
麻疹について誤っているのはどれか。
a.潜伏期間は10〜14日である。
b.発熱は二峰性の経過を取る。
c.口腔粘膜に白色斑がみられる。
d.皮疹は癒合する。
e.解熱とともに皮疹は消失する。
正答の理由
典型的な麻疹では、カタル期に発熱し、いったん低下した後に再び高熱と発疹が現れます。回復に伴って発疹は徐々に退色しますが、色素沈着がしばらく残るため、「解熱とともに皮疹が消失する」という記述は適切ではありません。
各選択肢の検討
a.一般的な目安として適切です。曝露から前駆症状までか、発疹出現までかで日数の数え方に違いがあります。
b.典型的な経過では、カタル期の発熱が一度低下し、発疹期に再び上がります。
c.頬粘膜のKoplik斑として、紅い背景に小さな白色斑を認めます。
d.発疹は次第に融合し、不整形の斑状丘疹となることがあります。
e.誤っているのはこれです。発疹は徐々に退色し、解熱後もしばらく色素沈着が残ります。
覚えるポイント
麻疹は二峰性発熱、Koplik斑、融合する発疹と回復期の色素沈着で整理する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第113回医師国家試験問題および正答
- 国立感染症研究所・麻疹の臨床(厚生労働省2002年掲載資料、臨床症状・経過)
- CDC Pink Book・Measles(Clinical Features)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。