流暢性・理解が保たれ復唱が障害される伝導失語|第113回医師国家試験B9

第113回医師国家試験 B9(2019年)

正答:c

問題

発語は流暢で話し言葉の理解も良好だが、復唱が不能なのはどれか。

a.失読

b.純粋語聾

c.伝導失語

d.Broca失語

e.Wernicke失語

正答の理由

自発話の流暢性と聴理解が比較的保たれる一方、復唱が強く障害される組合せは伝導失語です。典型的には音韻性錯語や言い直しもみられます。復唱障害には複数の言語処理過程が関わり、単一の病巣だけに限定できるものではありません。

各選択肢の検討

a.文字・文章を読むことの障害が中心で、提示された口頭言語の組合せを説明するものではありません。

b.聴覚から入る言語の認知が障害されるため、話し言葉の理解も困難になります。

c.正しい。比較的流暢な自発話・良好な聴理解に対して、復唱障害が目立ちます。

d.典型的には非流暢な発話が中心で、本問の流暢な発語とは異なります。

e.流暢な発話でも聴理解が障害されるため、本問の理解良好という所見とは異なります。

覚えるポイント

伝導失語は「流暢・理解良好・復唱不良」の組合せで捉える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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