第113回医師国家試験 B6(2019年)
正答:e
問題
医療面接で開放型の質問を用いる利点はどれか。
a.医療面接を短時間で行える。
b.システムレビューを省略できる。
c.主訴以外の情報を網羅的に得られる。
d.認知機能障害のある患者でも情報が得られやすい。
e.患者が関心を持っている事項を把握しやすくなる。
正答の理由
開放型の質問は、回答を「はい・いいえ」などに限定せず、患者自身の言葉で話してもらう質問です。患者が重要だと感じている症状、心配、受診理由を知るのに適しています。必要な項目を漏れなく確認するには、その後に焦点を絞った質問やシステムレビューを組み合わせます。
各選択肢の検討
a.患者が自由に話すため、必ず短時間で済むとは限りません。
b.患者が自発的に話さない症状もあり、必要なシステムレビューは省略できません。
c.新しい情報を得るきっかけにはなりますが、網羅的な確認が保証される質問ではありません。
d.認知機能や理解力に応じて具体的で短い問いを選ぶ必要があり、開放型のほうが常に情報を得やすいわけではありません。
e.正しい。回答の枠を狭めず、患者の関心や優先事項を把握できます。
覚えるポイント
まず自由な語りを促し、次に具体的な質問で必要事項を確認する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。