胃体部癌の周辺臓器への直接浸潤|第113回医師国家試験A7

第113回医師国家試験 A7(2019年)

正答:d

問題

胃体部進行癌が浸潤しにくいのはどれか。

a.肝臓

b.膵臓

c.大網

d.胆囊

e.横行結腸

正答の理由

胃体部は肝左葉、膵臓、大網、横行結腸と近接しており、進行するとこれらへの直接浸潤を来し得ます。一方、胆囊は肝右葉下面に位置し、胃体部の典型的な直接浸潤先としては他の選択肢より考えにくい部位です。浸潤し得ないという絶対的な意味や、遠隔転移の起こりやすさを問うものではありません。

各選択肢の検討

a.肝左葉は胃の前上方に近接し、直接浸潤の対象となり得ます。

b.胃の背側に位置し、網囊を隔てて近接するため、直接浸潤を来し得ます。

c.胃大彎側に連続する組織で、癌の進展経路となります。

d.本問の正答です。肝右葉下面の臓器で、胃体部からの直接浸潤は他の部位より起こりにくいと考えます。

e.胃大彎側と胃結腸間膜を介して近接し、進行癌の浸潤を来し得ます。

覚えるポイント

胃体部癌の直接浸潤は、胃と周囲臓器・間膜との位置関係から考える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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